あとは地方自治体の教育委員会が「公立校を魔境にしない」という社会課題解決に取り組んでほしい。少なくとも先生方が自分の子供たちを私立に入れるのはいかがなものか。例えていえば「公衆便所のほうが安心できて気持ちいいよね」という状態にするために何が必要か真剣に考えてほしい。少子化だし。

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大事な考え方 ・たくさん子供を産むことを祝福する ・(論理的に考えると堕胎か離婚か進学諦めしかないから)そこを責めない、理不尽や非合理を断ち切る。 ・孫の世代まで引きずらない ・子供が何人増えても本人に不利がない社会制度が必要。むしろ多産型に有利にする”見える改善”が必要。

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そもそも子供を育て終わった40代の女性に対してどんな仕事があるのか?を教育してきただろうか。 「専業のお母さん」「女性の活躍(未婚の女性しかやれないやつ)」以外に、教科書で描けるレベルのロールモデルはあるだろうか? ディレクトリスのような女性管理職があるだろうか。 “先生”以外に。

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だからといって欧州のように、里親に積極的になれるかというとそれも難しい。親子は大丈夫でも、肌の色や言語といった壁が社会に重くのしかかってくる。それができてるなら外国人労働者とかもっと柔軟に受け入れられている。 うまくいってる地域もあるから一概には言えないけど、育てていかねばだ。

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子供が多いってのは難度も高い。 僕自身は、きょうだいは3人いるけれど、ぜんぜん協力なんてできてない。喧嘩ばかりだ。単体ならともかく、この世代交代で、おそらくこの日本の経済をプラスに回すような判断や投資なんてできないと思う。半分以上を相続税に持っていかれて終わる。 GDPは下がるのみだ

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大学教員の時、テレビでシリーズ化している”大家族”のお子さんが教え子にいた。 テレビの向こうで世間が「大家族である」ということを特別なエンタメとして見ている一方で、普段の彼は多くのきょうだいから学んだ「優秀な学生」だった。 むしろ優秀なんだよ、彼らは。 貧乏も知ってる、協力も知ってる

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親の世代はそういう存在を「フシダラな若者」とか「不純」とか言って引き離した。生まれてくるであろう子供たちを堕胎させた。仕事なんてやめて家庭に没頭したい女性に仕事をあてがい続けた。理想は理想、現実は現実と「子供を産まない社会」を推進し続けた。 産んでも普通に育てられる社会ではなく。

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例えば、高校を出て、工場で働く同世代がいた(僕もそういう労働者だった)。そういう労働者が、週末はサーフィンをやって、付き合う異性ができて、運よく子供ができたとして、じゃあその人たちを「やったね!がんばって育てていこうか」っていう世の中だっただろうか? 「金八先生」がまさにそれで。

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僕らの世代は「子供を3人産まないと大変なことになる」と教えられていない。もちろん19歳の時に出生率が2.0を切ろうとしていたけれど、世間の婚活とは「3高」であり「3K」は忌むべき存在であり、「結婚なんて子供なんて産んだら不幸にしかならない」ということを教えられてきた世代だった。

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30年前から自明だった。学生運動の志士たちはお祭りで散って、残った人たちは大学をテーマパーク化し、バブル世代の若者はそれに乗って消費を謳歌し、その子供たちは今、親になっている。 その間、製造業に働く人々も「当たり前のものづくり」はやってきたけど「常識を変える子育て」は難しかった。

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